紀州の隠れた食材を全国にPRするとともに、地元の人々にも再発見を促す食材として、三重県熊野産の養殖あまごを選びました。日本の固有亜種であるあまごをフランス由来の方法で調理して食文化をミックスし、海外にもアピールできるお弁当に。地産地消や食品ロス削減にも配慮しています。
天然物に引けを取らない熊野産の養殖あまご
三重県熊野産の養殖あまごは、清流熊野川上流の山奥で長い時間をかけて養殖され、天然物と区別できないほどの品質を備えています。サケ科に属するあまごは、あっさりとクセのない旨みがあり、様々な料理に合う柔軟さを持ちながら特有の味わいを楽しめます。サルサには地元産きゅうりを使い地産地消を心掛けました。
身はふっくら、骨まで食べられるあまご
真空調理を用いたコンフィにより、身はふっくら、骨まで柔らかく食べられます。さらに表面をフライパンで焼き上げることで、カリッとした皮の歯ごたえと香りを引き出します。生のき ゅうりをメインに、ケッパーとコルニションを刻んでオリーブオイルと合わせたさっぱりサルサは、川魚の風味と調和し全体をまとめ上げています。
目でも楽しめる彩りのお弁当
敷き詰めた古代米のほんのりと色づいた赤みが、あまごの存在をより一層引き立てています。その赤茶色の美しい焼き目がついたあまごと、みずみずしくしく透明感のあるグリーンのサルサで、夏から秋へ移ろう様子を表現し、野菜も彩りを添えています。